フローリングの汚れ

これは、賃貸入居者の退去後の立会いで発覚したトラブルです。
リビングのフローリングの一部だけに円形状の黒い汚れが付着しているのを発見したため、入居者へその原因を聞くも、「普通に生活していて汚れてきた。」という答えが返ってきた。ドーナツ型の黒い汚れは、縦1m・横2m程の大きさで、ドーナツ型の汚れの内側は、フローリングの光沢はないが妙に綺麗な状態だった。どう考えても不自然なその汚れを爪で強く擦ってみると、黒い汚れは剥がれるように取れた。明らかに、通常の生活では起こりえない状況だった。
黒い汚れはパリパリと剥がれたため、恐らく古いワックスが汚れて付着したものと考え、汚れ方の状況からここで一つの仮説を立て、入居者へ再度確認する。「この場所でマットを敷いて、トレーニングなどをしていませんでしたか?」 すると観念した様子の入居者からは、「その通りです。」という答えが返ってきた。黒い汚れの原因は、トレーニング用マットの摩擦で溶けたフローリングのワックスであり、光沢のない中央部は、そのワックスが剥がれている状態でした。
黒い汚れとなった古いワックスを剥がして、再度床全面にワックスを掛けたとしても、古いワックスが剥がれている縦1m・横2m程の大きさの部分だけが白く綺麗な状態で目立ってしまうため、結局はリビングの床全面の古いワックスを剥離してから新たにワックスを掛けなければならず、ワックスの剥離代金を原状回復費用として入居者へ請求させていただきました。ワックスの剥離作業とは、人間が四つん這いとなり、スポンジなどで地道に擦って剥がしていくため、想像以上に手間賃が掛かる作業となります。またバリアフリーでオールフローリングの今回のお部屋では、全室フローリングが繋がっているため、リビングの床ワックスだけを剥離したとしても、他のお部屋や廊下との色むらが目立ってしまいます。そのため他のお部屋の剥離代金は、オーナー様が負担して、全室のワックスを剥離することになりました。

嘘をつく入居者を見抜くには、相当の経験が必要となります。分譲マンションを貸す時は、経験豊富なマンション専門プラザにお任せ下さい。