パート2では、賃貸取引に付いての違いをご説明します。
●賃料の違い
一昔前のマンションの賃料は、賃貸マンションより分譲マンションの方が若干賃料の設定が高くなる傾向にありましたが、ここ最近の賃貸マンションは、付属施設や管理面、お部屋の設備や仕様においてもグレードがアップしており、分譲賃貸マンションのお部屋と変わらない賃料となってきました。
高額賃料の物件が多い分譲賃貸では、万が一、家賃の滞納があれば滞納額も高額となります。そのためマンション専門プラザでは、入居希望者の入居審査の際には少し厳しい目で慎重に入居審査を行っております。
●オーナー数の違い
一般的に100世帯のお部屋を賃貸管理していると言っても、1棟が100世帯入りの賃貸マンションではワンオーナー、100世帯の分譲賃貸のお部屋は100人のオーナー様がいることになります。オーナー数が多いということは、オーナー様との管理委託契約数が100倍、毎月郵送している郵便物やオーナー様への連絡も100倍、また分譲賃貸のお部屋は1箇所にまとまっていないため、それぞれの移動時間・移動経費も掛かります。何よりも、各分譲マンションの様々なルールを理解・把握していなければなりません。
●管理委託料の違い
2)でご説明の通り、同じ世帯数を賃貸管理していても、アパートや賃貸マンションの管理より分譲賃貸の管理の方が手間や経費が掛かります。そのため分譲賃貸を管理する我々がいただく管理委託料も、アパートや賃貸マンションの管理委託料に比べ一世帯あたりの管理委託料が割高となるのが一般的です。
●分譲賃貸にはオーナー様の自己居住がある
分譲賃貸では、今まで住んでいたオーナー様が転勤などによってリロケーションしている物件が多数存在します。リロケーションとは、転勤などによる転任期間だけを賃貸するものであり、転任期間が終了したら、またマンションへ戻って来て自ら居住しようというものです。そのため定期借家契約を利用して賃貸借を行うお部屋が増えております。
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