ドラム式洗濯機の交換

最近の分譲マンションでは、新築の販売当初から脱衣所にビルドイン(埋め込みタイプ)のドラム式洗濯機が備え付けられているお部屋が増えています。コンパクトなドラム式洗濯機は、約60cm角のスペースにスッポリと収められ、その上には物が置けるように天板が敷かれていました。

このようなドラム式洗濯機が備え付けられているお部屋を分譲賃貸マンションとして賃貸していたところ、ある日賃貸の入居者から「洗濯機が故障した。」と連絡がありました。7~8年使用したドラム式洗濯機のドラム内には洗剤のカスが付着しており、専用の洗濯槽洗剤でも完全にカスを取り切れず、ドラム式洗濯機のメーカーに修理を依頼しました。すると分解清掃だけでも数万円、またビルドイン式は今後の修理代金も高額になると言われる。結局、将来の事を考え、洗濯機の周囲を全て解体して、通常の洗濯機を置けるように改築しました。

ビルドイン式は、スペースの有効活用という面では良いのですが、将来のメンテナンスに関しては少し厄介物となる可能性があります。またドラム式洗濯機では、海外のメーカーの洗濯機が設置されているケースも多くあります。こうなると修理ができないことも多々あるため、脱衣所の改築工事は必須となります。その他、ディスポーザーやオーブンレンジなども海外のメーカーの品物が設置されていることも多いため、故障を機に日本産へ交換されることをお奨めします。