ペット飼育の確認方法

賃貸物件において、ペット飼育禁止にもかかわらず、賃借人が無断でペットを飼っていることが稀にあります。そして賃借人の退去の際、ペット飼育の事実が見つからないようにと、一生懸命に室内を清掃してから退出されます。

どんなにペット飼育の痕跡を消そうとしても、完全には消せないものです。そして弊社の社員は、プロの賃貸管理者です。退去後のお部屋の立会いの際、ほぼペット飼育の事実を見抜くことができます。では私たちはどのようにしてペット飼育の事実を見抜くのでしょうか? 警察のように現場検証をしなくても、簡単に見破ることができます。

1.床の細かな傷

犬や猫は、室内を歩き回るときに爪を立てて歩くため、床(フローリング)には小さな傷が無数に付くものです。目を凝らしてじっくり床を見ると、通常の生活傷とは違う細かな傷が付いています。

2.壁の傷

特に多い傷は、壁の角のクロスがボロボロになっているケースです。ペットは壁紙のクロスを引っ掻いたり噛んだりして悪戯します。もちろん飼い主の躾けの問題もありますが、躾ができない飼い主ほど、無断でペットを飼っていることが多いようです。

3.ドアの傷

賢いペットは、ドアノブまで飛びつき、自分でドアを開けるようです。その際、ドアノブの周辺には、爪による傷跡が残ります。

4.臭い

ペットを飼っている人は、その室内のペット臭に気付きづらいものです。特に尿の臭いは、畳みやクロス、カーテンなどに染み込むため、一時的な空気の入れ替えでは臭いは消えません。ペット用の餌の臭いも、独特な臭いがあります。また床の一部の色が変わっている場合、そこにペットのトイレを置いていた可能性があります。その部分の臭いは、かなりきつく残っていることがあります。

5.毛

黒い靴下を履いて、ある程度室内を歩き回ると、綺麗に掃除された部屋でも数本のペットの毛が靴下に付着します。またエアコンや暖房設備、換気扇など、室内の空気を循環させる設備の内部には、ペットの毛が付着していることもあります。

6.聞き込み調査

最終手段の確認方法は、隣近所、管理人への聞き込みです。室内での鳴き声や散歩の時のマンションの出入りの際、誰かが見聞きしているものです。猫は、ベランダ伝いに隣のベランダまで侵入することが多々あります。

ペット飼育の証拠を提示する前にペット飼育に関して賃借人に確認した際、「すみません。黙って飼っていました。」と白状されたら、私たちもできるだけ穏便に対処しようと思いますが、「飼っていません。」と白を切られたら、証拠を突きつけ厳しく事実を問いただすことになります。並みの賃貸管理会社は騙せても、我々を騙すことは難しいでしょう。